Happyこそすべて

Pharrell Williams – Happy

このWebサイトがクレイジーで気持ちいいんです。

アメリカのシンガーPharrell Williamsの“Happy”という新曲のために公開されているこちらのサイトは24時間ぶっ通しで見せるユニークなプロモーションビデオ。

どんな趣向かというと、およそ4分の曲を24時間ひたすら連続再生でループし、その間一曲毎に毎回違うダンサーがそれぞれのパフォーマンスを見せるというもの。
その場のシチュエーションなどはその時間に対応したものになっており、ユーザーは自由に時間を進めたり戻したりしながらダンサーを次々と切り替えていくことが出来るインタラクティブな造りになっています。

K’confより)

http://24hoursofhappy.com/

どこをどう切り取ってもカッコイイ

AM10:00のファレル。

AM10:00のファレル。

さまざまな、Happyなダンスが「24時間」つづく。

さまざまな、Happyなダンスが「24時間」つづく。

ところどころに出てくる有名人を探すのも楽しく、シンプルなルールでいつまでも見続けられるのは本当に気持ちいい。YouTubeでは再生回数が2億を突破しているとか。

世界各国の都市バージョンも派生しているらしく、たとえばスター・ウォーズ(都市っていうか星じゃん)。

そして4月29日、原宿バージョンも公開されました。

出演者は、オープニングを務めたファッションブランド「FIG&VIPER」クリエイティブディレクター植野有砂をはじめ、渋谷区長の桑原敏武やビームス代表取締役社長の設楽洋、ユナイテッドアローズ取締役会長の重松理、SHIMAの奈良裕也、FALINEオーナーのBaby mary、Yusuke Devilといったファッション関係者に加え、二足歩行ロボットのASIMO(アシモ)やプロレスラーの蝶野正洋まで多彩な顔ぶれだ。

Fashionsnap.comより)

すこし前の『恋するフォーチュンクッキー』のような流行り方ですね。上手い下手関係なくダンスで繋がれるって、もう見ているだけで幸せ。しかも原宿バージョンを見ると、作り手の狙い通りに、原宿に行きたくなる。観光ムービーになってる。

そういう点もふくめて、音楽がもつ力って改めてすごいなと思いました。全世界で大ヒットしている『アナと雪の女王』も、ストーリーよりも音楽でヒットしているし。気がつけばファレルの『Happy』、絶賛ヘビロテ中です。

 

顔写真を137個のお寿司で描きます。後半のダンスは振付稼業air:manによるもの。

顔写真を137個のお寿司で描きます。後半のダンスは振付稼業air:manによるもの。

あ、余談ですが、僕も先日、ハッピーな音楽をど真ん中に据えたWebコンテンツを公開しました。

その名も『ハッピーバースシー』。

宇宙にひとつだけのハッピーバースデー・スシ・ムービーを作って、誕生日をたのしくお祝いしよう!‥‥というもので、お祝いしたい人の顔写真がお寿司になって登場します。

歌は加藤登紀子さん(『紅の豚』のジーナ!)。企画から映像制作、サイト制作に至るまで、ハッピーにあふれたお仕事でした。

Blogなんで自分の好きな曲についてダラダラ書くよ。

『Yes-No』(1980年)
オフコース、あぁ、名曲や‥‥。

中学高校と、オーディオマニアの父とフォークソングファンの母に影響されて、中学の入学祝いに買ってもらったKENWOODのコンポで聴きまくったのが、このオフコースと、井上陽水、安全地帯、中島みゆきでした。家に母親のカセットテープがあったから。

高2の夏から友達に勧められてRADIOHEADやBjorkなどへと傾倒していきますが(ハードはMDウォークマン)、田舎の思春期のガキにとっては『Yes-No』がまぶしすぎる原体験。言葉にすると陳腐だけど、日本語の歌詞の奥深さとメロディで描かれるドラマ性に衝撃を受けたものでした。

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ビックロ機密文書を探せ!

日本を代表する謎制作集団・SCRAPが新宿東口に謎を仕掛けました。

 

そのお手伝いをしました。

「あの文書が、盗まれた…?」

「あの文書が、盗まれた…?」

ビックロ機密文書を探せ!

9月27日から10月6日まで!
Webサイトから参加登録するか、当日のお買い物レシートで参加できますよー。

今回、サイトはもちろん、企画、このムービー、現場で配られる解答用紙、問題パネル、奪還成功パネル、店員さんの謎バッジなどなど、Webだけでなくイベント用に、ありとあらゆるものを制作させていただきました。

まずは1F受付で解答用紙をGETせよ!

まずは1F受付で解答用紙をGETせよ!

ムービーの音楽は「半沢直樹っぽいシリアス路線で!」とオーダー。会議室のシーンではテーブルをばんばん叩くキャラをしのばせ、雰囲気は『Kiss Kiss Bang Bang』みたいなお洒落シルエットを目指しました。

こういうのは言うと野暮なんだけど、この仕事に関しては「些末なところを徹底する」のが僕の役目と思ってやってます。

もっと根幹の部分はうちのコピーライター・O女史がしっかり見てくれているので、その下で安心して遊んでる感じ。彼女が構成したネタバレサイト(後日公開)もかなりイイ出来です。

この金・土・日で終了してしまいます。新宿にお立ち寄りの方はぜひー!

ビックロ機密文書を探せ!

PACIFC RIM

pacirim

遅ればせながら映画『パシフィック・リム』を観てきました。しかも2回。1回目は3D吹き替え、2回目は2D字幕で(3回目は予約したのに寝坊で断念‥‥)。

6月に予告篇をBlogに取り上げたのに、9月まで映画館に足を運ばなかったことをここに謝罪します。いや、ほんとうに素晴らしかった。2D字幕版を最初に鑑賞した妻は翌週に3D吹き替え版をひとりで池袋まで観に行き、その映画館で売られていなかったガイドブックを買うためだけに新宿バルトナインまで行ったそうで、惚れ直しました。ほんと、男心とオタク心をくすぐる素晴らしい出来なのです。

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中村洋基のクリエイティブ千本ノック!

Webデザインの専門誌『Web Designing』さん主催のワークショップ、中村洋基のクリエイティブ千本ノック!に参加してきました。

hirokisan

 

100人ちかい受講生と、洋基さん、そしてゲストにサントリー酒類の宣伝部の方がでっかい会議室に集まり、「サントリー ザ・プレミアム・モルツのWeb広告を考えよ!」というテーマで進行しました。

8つ(もっとだったかな?)に分かれた6〜8人ほどのチームでブレストをする前に、洋基さんから、「企画で気をつけるといい3つの要素」について。

 

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1:人間のインサイト と 技術のインサイト

よく、広告制作では「インサイトを突くといい」なんて言います。インサイトとは、うちに秘めたる欲求のツボみたいなもので、それを押すといいよーなんて言うけれど、PARTYは(←僕は、だったかも)そのインサイトがヒューマンインサイトとテクニカルインサイトのふたつあると考えていて。

ヒューマンインサイトは、人間の欲求。
テクニカルインサイトは、技術の可能性。

広告コミュニケーションはもともとヒューマンインサイトに則って企画化していくものだけれども、ことデジタル領域においてはテクニカルインサイトがあると他人のアイデアとかぶりにくい。そこが強みなんだから、テクニカルインサイトはバカにできない。

例:ミッシング・チルドレン(中国・Cannes Lions 2013 モバイル部門受賞)

中国では毎年2万人以上の子供が誘拐され、ストリートチルドレンになっている。そこで、ストリートチルドレンの写真を撮って送ると児童保護団体のデータベースに登録されている誘拐された子供の写真と顔認識でマッチングするアプリを開発。今までに600人の子供の身元確認ができた。

⇒ヒューマンインサイト(困っている人を助けたい/いいことしたい/子どもは宝、守りたい)
⇒テクニカルインサイト(顔認識/データベース)

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2:NOWISM いまを共有する。

Snap Chat・・・10秒だけ残す写真共有アプリ。
http://gigazine.net/news/20130822-snapchat-review/
今だけを切り取り、その瞬間だけを共有する。これがアメリがで流行ってる。

「いま」の価値が高まっている時代。

音楽でいえば、CDが売れない時代にLIVEの価値が上がっている。

言い換えれば、ストック型⇒フロー型へ。

たとえば、キャンペーンサイトの数が減っている。どうしてか?
何ヶ月もかけて頑張って作っても、今はTwitterに載ると一瞬で洪水に巻き込まれ、終わる時代。昔はもうちょっと息が長かった。今は消費が速すぎて、打ち上げ花火が瞬間すぎることに作り手も広告主も気づいてきたということかもしれない。

そんな中、Red BullのStratos。

2012年10月14日(日)昼 【日本時間 10月15日(月) 早朝】、レッドブル・アスリートのフェリックス・バウムガートナー(オーストリア人、43歳)が、アメリカ合衆国 ニューメキシコ州ロズウェル上空39,014メートルの成層圏からジャンプし、フリーフォールの世界新記録の樹立と、高高度での安全性の発展に向けた情報収集を目的としたミッション、Red Bull Stratos(レッドブル・ストラトス)を成功させました。(公式サイトより)

リアルタイムに2億8000万人が見た。
究極のLIVE体験。

 

NOWISMって、もっとシンプルにいえば、「バルス」。

「メディアや企業も参加し、過去最大の規模となったラピュタの“バルス祭り”。秒間14万投稿と世界記録を更新」ITmedia 記事より

 

考えるときのヒントは、「極端にする」ということ。

企画するとき、「お祭りか、継続か」を選ぶ。
今を共有する最高のお祭りをつくるのか、リレーションを築くコミュニケーションをつくるのか、を意識してみる。

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3:ブランド

ブランドとは、ひとことで言えば、名声。

アウディやベンツよりも日本の軽自動車の方が値段も燃費も優れているし日本の路上には適しているんだけれど、それでもベンツを買う人がいる。それはブランドがあるから。

さらにブランドが持っているチカラとは、商品や会社の存在が、人々の幸福に直結するということ。

例:Olympics P&G – Thank You Mom Commercial

 

例:Dove Real Beauty Sketches

 

ブランドのメッセージング⇒生死、家族、美、恋愛、健康、お金・・・全員が共感できることを真ん中に置くと、効く。

他社と差別化することにこだわらない。「他社より優れてます!」「シェアNo.1」じゃなくて、「あなた×生死」「あなた×家族」「あなた×美」「あなた×恋愛」…をつなぐモノ、企業。

真に言うべきことはなにか?アウトプットは強いか?を意識してみよう。

言い換えれば、世界内自己存在意義。

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‥‥この3つのうち、2つでも取り入れられていると強い企画になる。3つとも達成できるといいんだけど、3つ全部というのは難しい。。

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で、ここから課題の説明でした。「サントリー ザ・プレミアム・モルツのWeb広告を考えよ!」

サントリー酒類 Iさまよりオリエン。
洋基さん「Iさんといえば、最近ではトリスハニーのHoney Momentを手掛けた人です」

そうなんです、余談ですが、この日ゲストに招かれたサントリーの宣伝部の方とは、僕がHoney Momentで直接やりとりさせていただいたクライアントの方だったのです。超偶然。そして関わった仕事の名前が出てきて嬉しい。

プレモルの市場動向やコマーシャルについて実際にCMを見ながらご紹介。

ずっと同じ「Shall we dance?」のメロディと矢沢永吉のモノクロCMを続けているように見えて、ちゃんと市場や時代性を見て細やかなメッセージングの調整を行っている、というお話。たとえば、特別な日だけに飲む高級品と捉えられすぎて日常飲みでは売れづらくなったと感じられたら「金曜日はプレモルの日。」というメッセージで日常的にも買いやすくなる土壌をつくる、など。じつはとっても戦略的。

 

と、TVCMをひととおり見てから、Web、インタラクティブを使った広告クリエイティブのブレスト開始。

 

━━━━━【洋基さんよりブレストのルールを提示】━━━━━

★まずはタネでいい。
⇒プレモルあるある or 技術あるある。

★紙に書いて共有しよう。
⇒飛び交うコトバを紙で文字に落としていくと、さらに広がる。

★まずはなんでも出してみよう。
⇒うんこみたいな話から黄金のうんこが生まれることも。

★人のアイデアを否定するのは最後にしよう。
⇒個別に否定・批判していると閉塞してしまう。発言しづらい空気にもなってダメ。
まずはみんなの考えていることをぜーんぶテーブルの上に出しきろう。
セレクトはその後!

★ブレストは楽しく、雑談しながら。

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‥‥今回は初対面の方々とやるブレストだったので、腹の探り合いみたいなところに思いのほか時間を要しました。ブレスト慣れしている人とそうでない人との温度差がハッキリと出てしまったのも反省点。そのぶん、ふだんの会社で気心知れたメンツとブレストできる環境のすばらしさに気づくこともできたかな?

ワークショップの中心である課題企画の提出と講評については、個々の企画について紹介せねばならないので割愛します。ただ、1位になったチームは最初に洋基さんがお話しされた企画のポイント3箇条をすべて網羅していて、学ぶところが多かったです。

ワークショップの中心である課題企画の提出と講評については、個々の企画について紹介せねばならないので割愛します。ただ、1位になったチームは最初に洋基さんがお話しされた企画のポイント3箇条をすべて網羅していて、学ぶところが多かったです。

 

とても無料とは思えないほど充実した時間。この模様は次号のWeb Designing誌に掲載されるそうなので、楽しみです。