UZA

AKB48の『UZA』を買ってみた。かっこいいねコレ。

でも「愛の意味とか分かっているのか?」って歌詞を恋愛禁止のグループに歌われるのはかなり皮肉が利いているな〜と思ったけど、よく考えてみたら、恋愛禁止だからこそ意味の深淵に近いところで悶々としている彼女たちの飢餓感あってこその問い、もしくは自問自答なのかもしれん、と思い返し、秋元深いなぁと感動を覚えたところです。

まるで強制的に餌を流し込まれ良質のフォアグラにされるカモのような感じか。
違うか。

ワイフのつぶやき

妻の言うことが面白くて、よくTwitterに投稿します。
そのたびに叱られます。

「あなたは私のスポークスマンか」
「私のイメージがこれで付いちゃう」

妻はとても優しく気の利く人であることを
お断り(フォロー?)しておきつつ、
過去にツイートした中から面白かったものをピックアップします。

 

ゲイだらけの小室哲哉ナイトに参加してきた妻。「会場のスモークがすごくて、でもスモークなんて焚いてないんだよ。ぜんぶガチムチたちの蒸発した汗なんだよ。ガチムチミストサウナだよ」
(2012年12月24日)

 

リビングで「眠い…」とつぶやいたら、妻に「寝たいなら帰れよ!」と叱られたが、どこへ…?
(2012年11月27日)

 

ベンザブロックのCMに要潤が出た瞬間、「僕はアゴから」とつぶやく妻。
(2012年11月23日)

 

ティム・バートン監督『フランケンウィニー』のCMを見た妻が「腐乱、犬、か」とつぶやいた。
(2012年11月18日)

 

すごいシーンだったので妻に「テレビ見て見て!」と言ったが一切首を動かさず「むしろ見て私のこの見なさっぷり!」と返された。
(2012年11月10日)

 

先の長い議論に疲弊しているところに、渋谷で遊んでいる妻から電話。「仕事どんな感じ?」「だいぶ煮詰まっているよ…」「ふーん、でも煮詰まるって本当はいい意味のときに使うんだよ」「え」「いい議論や考えが出尽くしたって意味らしいよ本当は!だからがんばれ。私はご飯を食べに行くよ。じゃ」
(2012年10月13日)

 

ジャニーズJr.がたくさん出る某番組を見ながら「ワタシ江戸時代に生まれてたら絶対に歌舞伎と浮世絵にハマってたわ」と自信たっぷりの妻。
(2012年07月9日)

 

外で仕事する妻に手を振ったら「いいか 私とお前は今初めて会ったんだ けして話しかけるんじゃない わかったな!」ってメールが来て震えている。
(2012年4月28日)

 

奥さんの会社に、佐藤健くんが大好きな社員さんがいるという。 「最近その人に何か聞くたびに「左様か」って言われるようになってさ、私は『るろうに剣心』を観たんじゃないかと踏んでるんだけど、「左様か」って言われるたびに「そうでござるよ」って返してる」
(2012年9月02日)

 

僕「あした嵐来るって」
奥さん「どこに?」
僕「東京」
奥さん「全員で?」
僕「え」
(2012年4月03日)

 

ディオールの服を衝動買いしたと奥さんに告白したら、「アホか!ユニクロを着てもアニエスに見える男になりなさい!」と言われた。
(2012年2月13日)

 

Sma STATION!の月イチゴローで吾郎ちゃんがリチャード・ギアのことを「何の作品に出てもリチャード・ギアはリチャード・ギアにしか見えない」と言ってて、それを見た奥さん「キムタク批判かな?」
(2012年2月13日)

 

ユーキャンのCMを見た奥さん「向井理は今年もまだ資格取れてないのか」
(2012年01月2日)

 

初めて『家政婦のミタ』を見た奥さんが忽那汐里(長女)のことを「かわいい朝青龍」と言ってた。
(2011年12月16日)

 

頭痛に苦しんでいる奥さんがいよいよ「あがっ…あがっ…」って言い出したので駆け寄ったら「ドラゴンボールの物まね…」と言い残して目を閉じた。
(2011年12月10日)

 

保存料・合成着色料は一切使用していません、と謳うコカコーラのCMを見た奥さんが「使ってなくてあの味って逆に怖い!」と言っていて妙に納得した。
(2011年4月3日)

 

奥さん:「今さぁ、例え話で、もし結婚してたら って言いかけたよ。びっくりしたなぁ」
(2010年11月15日)

 

髪を切った。鏡の奥に映る台で、見覚えのある女性がカットしていた。よく見ると妻だった。初めて同じ時間に遭遇したようだ。ザクザク切られる彼女の前髪の向こうの眼が、鋭くこちらを凝視しているのが分かる。互いの口元がニヤリと歪む。美容師さんにばれないように歪みをそっと戻した、互いに。
(2010年7月19日)

マウスカーソルを指さす「Pointer Pointer」がヤバイ。

だいぶ前にGIGAZINEでも紹介されてたみたいですが、マウスカーソルの位置をいちいち指さす写真が出てくるサイト「Pointer Pointer」が面白い。

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どこへマウスを置いても

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指が

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追いかけてくる

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こういう

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意味不明なサイトが

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僕は好きです。

Pointer Pointer
http://www.pointerpointer.com/

『絵と言葉の一研究』

寄藤文平さんの『絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える』

本書は、アートディレクター、イラストレーターの寄藤文平氏が、「どうすれば、わかりやすく伝えられるのか」について、自分の経験とデザイン例を使って、解き明かしていったものです。20年以上になるデザイナー歴の中で、寄藤氏が体得してきたイラストやデザインの技を自ら分析した本でもあり、彼の今後のデザインのテーマがつまっているアイデアノートでもあります。(Amazonの内容紹介より)

 

会社の後輩から借りたのですが、面白すぎて一気に読んじゃいました。

metro寄藤文平さんといえば、東京メトロのマナー広告「家でやろう。」シリーズや、『R25』の表紙キャラクター、JT「大人たばこ養成講座」でもお馴染みのアートディレクター。

均質な線と少ない色数、思わずツッコミを入れたくなるとぼけたキャラクター、それらをイヤラシサのない適度な風刺の効いたイラストにしてインフォグラフィックのように表現する人‥‥という、たぶん世間とそう変わらないイメージで「寄藤さんらしさ」を捉えていました。この本を読むまでは。

本の帯に「正直、わからなくなってきました。」と本当に正直にうろたえる著者のメッセージがありますが、ここまで正直すぎる独白を受け取ってよいものか?とこっちがうろたえるほど。絵と言葉を起こす、つまりイメージやアイデアを形に起こすプロセスが超超超克明に記録されています。これほどまでに奥底までダイブしないと表現は研ぎ澄まされないのか。

例えば第6章にある、「わかる」は「わかりやすい」とは違う、という話。

ふつうに考えて、ある物事が「わかる」とき、同時に「わからない」ことも増える。僕はデザインについて母よりもわかっているけれど、母よりも「わからない」と感じている。「わかる」というのは、「わからない」ことが生まれて、それをまた「わかる」という「わかる⇄わからない」の反復運動だと考えた方が自然だ。
 そのように考えると、「わかりやすくする」というのは「その運動をより活発にする」ことだといえる。「わかりやすく伝える」ことは、「その運動がより活発になるような伝え方をする」ということだ。
 だから、いきなり「わかった」状態にしようとしなくてもいい。「わかった」というのは運動をいったん打ち切ることだから、むしろ「わかりやすさ」の逆だ。「わからない」ほうがいいこともある。

さらに、次の一文を読んでどきっとしました。

 大量の「わかりやすさ」の中で、さらなる「わかりやすさ」を追求する。僕自身、そういう流れの中でデビューし、その求めに応えることで仕事を得てきたように思う。でも、いつのまにか、「わかりやすい」ことがそれだけで価値を持つようになった。

「わからなくても、わかりやすければいい」

 そこにあるのは「わかりやすさ」ではなくて、モノクロコピーのように単純化された水平線ではないかと思うけれど、そういう情報のほうが流通しやすい。

 おそらく、僕が引き裂かれた気持ちになったのは、元をたどっていくと、そのように「わかる」ことから「わかりやすさ」が分離しつつあるからではないかと思う。

「デザイナーを辞めようと考えていた」とまで仰るほどご自身の仕事を分析されている。その分析は僕らプランナーにも、コピーライターにも必要な視点であるように思います。

情報は「データ」と「インフォメーション」に分けられる、というお話や、1冊の本のブックデザインを30通り以上つくっていくアイデアの抽出法など、ちょっと謎解きをしているような、推理小説を読んでいるような没入感もあります。

 

数年前に『大人たばこ養成講座』のサイトリニューアルのご相談を受け、一度だけ事務所にお邪魔したことがあります。

そのとき、いかにしてあの長年続いてきたグラフィック広告をWeb上で面白くするか?の案をいくつか持参しましたが、ぜんぶ没。

理由は「文字を読んでから絵で笑わす順序になっていないからなんです」。確かに見返すとそうなってました。僕が持って行ったのは「あの寄藤さんの絵で」「なんか賑やかなことをして」「文字で補足しよう」としてた。マナー広告という目的からもちょっと逸脱してました。いま思えば。「正直、わからなく」なるほど考えを詰めきれてもいませんでした。当時の自分に読ませたい。

お正月休みの課題図書におすすめです。

 

Amazonリンク:絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える

新しい技術による新しい物語のつくりかた by PARTY

「THE PUBLIC」という団体によるセミナー&ワークショップ、

新しい技術による新しい物語のつくりかた by PARTY

の第3回目、川村真司さんの回に参加してきました。
というか、第1回の清水幹太さん、第2回の伊藤直樹さんの回にも出席しているのですが、Blogにアップするのは初めてです。なんとなく。思い立って。

広告、映像、インタラクティブ、エンターテイメント、サイネージなど、あらゆる表現を対象とし、クリエイティブシーンの最先端で活躍するPARTYを講師として、各回、PARTYのメンバーの一名が講師となり、実際に携わっている事例を紹介しながら、実践的なクリエイティブの現場に触れます。(サイトより引用)

川村さんと川村さんのお仕事について、詳しくはこちら

例によって現場でタイプしたメモを元に再構成します。読みやすいように口語調にリライトしていますが正確ではありません。

 

本日のテーマ「作り方から作る」

川村さん:最初、博報堂で3年間CMプランナーをやってました。CM制作も会社もとても楽しかったんですが、当時はCMプランナー=CMというジャンルに活動の幅が制限されてました。今はもっと幅広いと思いますけどね。

で、次第にもっとインテグレーテッドキャンペーン、360度的なアプローチがしたくなって、その思いが強くなり、BBH(イギリスのクリエイティブエージェンシー)へ移りました。日本オフィスの立ち上げを手伝い、シンガポールやロンドンを渡り歩きました。そしてロンドンにいるときに180(オランダのエージェンシー)へ。100人くらいの規模でグローバルなインテグレーテッドキャンペーンをやっている会社でした。しかも、ロンドンでもNYでもなくアムステルダムから。とても刺激的でしたが、ここも3年で辞めました。

思い返せば各社を3年周期で転職してきました。分かったことが1つあって、どこの会社も違うカルチャーを持ってはいますが、仕事の進め方は一緒。要は、大事なのは人とフットワークの軽さなんだなと。そして2011年にクリエイティブラボ・PARTYを設立しました。

 

PARTYだと、非広告、ブランドコミュニケーションも仕事にできます(領域に制限がない)。メインの哲学、行動指針は「クリエイティブ・ラボ」。もっと自由に、実験しながら進められる場にしたいという思いからそう名乗っています。

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コピーの今とこれから_3/3

TCC(東京コピーライターズクラブ)50周年特別企画のトークショー、
『コピーの今とこれから』レポート、最終回です(1回目はこちら、2回目はこちら)。

 

udon谷山さん:今年、「うどん県」っていう言葉が流行語大賞にノミネートされたんですね。でもTCCの新人賞には入らなかった。1票差で落ちちゃったんですよ。おそらく、「うどん県」って上手っぽくないんですね。テクニカルじゃないというか。でも世の中に広がったんですよね。

秋山さん:あれだけ見るとピンとこない。現象として見ないと。レディー・カガの方がまだピンとくるね。

谷山さん:レディー・カガも新人賞に落ちたんです。

秋山さん:あれも入ってないの?

谷山さん:入ってないです。

佐々木さん:うどん県とレディー・カガを落としたのは今年のTCCの汚点‥‥。

谷山さん:そこまで言いますか(笑)

佐々木さん:まちがいなくヒットしたし、話題になりましたからね。今後はいろんな県が「うちもうどん県みたいなのやろうよ」とか言うのが容易に想像できますし。だから来年に敗者復活賞をあげるとか。

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コピーの今とこれから_2/3

TCC(東京コピーライターズクラブ)50周年特別企画のトークショー、
『コピーの今とこれから』。レポート、2/3です(初回はこちら)。

クリエイティブディレクター・佐々木宏さんの

「1992年のJR東日本「その先の日本へ。」はCMのど真ん中にある言葉が企画にもなっていると思えた。CMをキャッチフレーズで思い出す」

というお話のつづきから。

 

佐々木さん:「祝!九州」も「MY FIRST AOMORI」も、CMの題名にはなっているけどキャッチフレーズにはなっていないな、っていう。その差は大きいと思います。そこはCMプランナーとコピーライターの確執っていうかね(笑)。これはあんまり言いたくないけど言う流れになったんで言いますけど‥‥。

秋山さん:(笑)

佐々木さん:きっと亡くなられた眞木準さんも同感だと言ってくれると思うんですが‥‥「その先の日本へ。」は、コピーライターの秋山さんが受賞されて、もちろんプランナーも受賞したんですが、眞木準さんがコピーを書いた「東北大陸から」というキャンペーンは、眞木準さんは受賞されなかったんですよね。

佐々木さん:で、その年に岡(康道)くんが獲った2つのCMの2つともコピーは僕が書いたんですけど、僕も受賞しなかったんですよ。

谷山さん:眞木さんのことを言いつつ自分の恨み節じゃないですか(笑)

佐々木さん:いやいや眞木さんも同感だと思ってるはずなんで一応。ま、ほんとに大変なのはCMプランナーで、一行書いたくらいでもらうのは申し訳ないよな、っていう風に納得もしているんですけど、ただ、そんな感じで(スポットを当てる対象が)曖昧になってきたのが一時期のTCCだったんですね。こういうことを露骨に言うのは僕くらいなんですけど。

谷山さん:(笑)

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