アイアンマンで映画の中のインターフェースについて考えてみた。

映画『アイアンマン2』より。

さすがアイアンマン!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ

そこにシビれる!あこがれるゥ!

けど、

ひとつ、疑問が。

 

なんで立体ホログラムができて、しかもそれが「紙を丸めるみたいに」手で触れて操作できるのに、主人公トニー・スタークのデスクには「モニタ」があるんだろう?

『アイアンマン2』より。ガラス製モニタがかっこいい

モニタを支えるアームもありますし、わりとしっかり画面上のボタンを押しています。しかもデュアルどころかトリプルモニタ。

だけどこれだけ立派な立体ホログラムのシステムがあるなら、物理的なモニタなんて必要ないんじゃないか?と思ったわけです。

 

必要なワケを考えてみました。

1:YouTubeなどの映像やふつうのカラーグラフィックを表示するにはモニタが必要だから(ホログラムに映像が描写されるシーンはない)

2:Webカメラを使うときに必要だから(胸をWebカムで映して見てみるシーン有り)

3:やっぱ物理的にモノがあった方が「そこへ目をやる」動作が習慣付けられて何かといいから

4:仕事してないときにも仕事している風を装えるから

5:タッチパネルの反応も恋しいから

6:インテリア

 

1や2が仕組み的に解決したとしても、僕なら3を理由に置きそうです。

ちなみに、1作目ではアップル製モニタでした。親近感が湧きますね。

てことは、初代アイアンマンはMacで作られたってこと!?

 

これを書いていて、さらに別の疑問も湧いてきました。

トニーは、アイアンマンになったときはどうやら視線入力で超合金ボディを操作しているようです。これがまたSFチックでかっこいい。UIという一面だけを切り取れば『スター・ウォーズ』より遙かに進んでる(当たり前ですが)。

かつて、視線入力でピントを操作する一眼レフカメラがありましたね。

視線入力でわりと何でもコントロールできちゃうのなら、なんで部屋の中の3Dホログラムはその機能がないのか?あるいは使わないのか?

理由はきっと‥‥

すべての理由は「理由なんてない、その方がかっこいいから。シビれるから」なんでしょう。あ、それ言っちゃう?って感じかもしれませんが、分かってます、この手のメカや操作系の描写はひたすら「完璧に操るヒーローがかっこよく映る」ため小道具に過ぎないんですよね。知ってます。

映画が公開される時代に応じてインターフェースの描写も変わってきたはず。とはいえ、映画の中の社会が社会の必然性でUIを進化させてきたわけじゃなく「演出家がシーンごとに最適な描写を求めての結果」でしかないわけですから、「視線入力も、触って動かす3Dホログラムも、モニタディスプレイも併存する!」でいいんでしょうね。

 

とまあ、ひとつの映画(シリーズ)を取り上げてそのメカニックやUIを考察するのは楽しい。とくに『アイアンマン』についてはあのボディスーツを着るシーンがシリーズを追うごとに複雑化・小型化しており、その描写だけでも注目されるほど

ちなみに、シリーズ最新作『アイアンマン3』は2013年4月26日公開だそうです。楽しみ!

Telescope

西オーストラリアにある電波望遠鏡たち。

 

ヤバイ、かっこいい。

子どもの頃に夢中になった『ウルトラセブン』や『サンダーバード』の基地を思い出させたり、映画『ガタカ』のなんとも言えない寂寥感を感じさせてくれたり。

あと、クッと首を振るさまがPerfumeっぽいと思うのは僕だけでしょうか。

全画面・ヘッドフォン推奨。

Jobs 一周忌に寄せて

10月5日、Appleの元CEO、スティーブ・ジョブズの一周忌でした。
あれからもう1年が経ったとは。AppleのサイトではTOPに追悼ムービーが現れるようになっています。

 

2007年の、iPhoneというマシンが初めて世界に披露されたときのプレゼンテーションを貼っておきます。

 

「今日、Appleは3つの革新的な製品を発表します。1つめ、ワイドスクリーンのタッチスクリーン式iPod。2つめ、革命的な携帯電話。3つめ、進化したネット閲覧端末。3つの製品です。

iPod,Phone,and Internet Communicator.

iPod,Phone‥‥もうわかったよね?これらは3つの別々の製品ではありません。This is one device.(これはひとつの製品です)

私たちはこう呼んでいます。iPhone。Appleは電話を再発明します」

 

間違いなく世界を変えた瞬間だったでしょう。僕のいちばん好きなプレゼンムービーです。ジョークも冴え渡っている。

 

スティーブ・ジョブズ。
あなたには未来への地図が見え、向かうべき方角を示してくれるコンパスのような人でした。あなたのいないAppleが心配です。

ニューヨーク旅行記 Vol.8

またまた休憩中だったニューヨーク旅行記を再開!
前回は滞在4日目、7月18日のSOHOでの出来事から書き始めたのでした。
そうでした(読み返して思い出す)。

 

気がつけばもう10月。いくらなんでも、この調子では夏の旅行記を半年かけて年内に書き終えるかどうかの瀬戸際です。あぁ筆無精。

 

・・・・・・・

 

Apple Store SOHOを出てひたすら歩き、ワシントンスクエアへ。
ここも大好きなドラマ『glee』のシーズン2で出てきた場所です。

(この動画を貼るのも2回目。ちなみに『glee シーズン2』はNHK Eテレで絶賛放送中

 

それにしても、今回の旅は初日の夜にスコールが降るだけで、あとは晴天に恵まれてラッキーだな〜

と、公園のベンチに腰掛けたそのとき、

ゴロゴロ‥‥

 ピカッ

  どんがらがっしゃーん!!!

あれ?たった数分で

 

なにこのインディペンデンス・デイ。

青空は一気に厚い雲に覆われ、大粒の雨と雷が容赦なく降ってきます。

とりあえずワシントン・アーチの下へ避難ッ!

フランス人の家族連れ、イタリア系の団体さん、地元のミュージシャン、そして日本人の僕が狭いアーチの下で身を寄せ合うようにしてただ荒ぶる自然の猛威を見守ります。上半身裸でサッカーに明け暮れていた黒人の青年だけが、激しい雷鳴の下でもお構いなしにリフティングに興じています。なんかかっけーな。

 

その時の模様をデジカメで撮影しました。

みんな呑気だな。むしろゲリラ豪雨を楽しんでる。

 

そうこうしているうちに雨はなんとヒョウになり、地面を叩きつける!さすがにカメラを構える余裕もなく寒さで震えていると、斜めから猛スピードで降ってきたゴルフボール大のヒョウが僕の頭を直撃しました。うん、痛い。こういうとき、一人旅の寂しさを実感します。「いったーい!」と言ってもリアクションしてくれる相手がいないから。

結局、日本で待つ(待ってはないか)奥さんに買ったサンダルの紙袋も箱も雨に溶かされむき出しになるほど、全身ずぶ濡れになってホテルへ退散。その日はMoMAへ行く予定をあきらめてシャワーを浴びて寝ました。

 

そうそう、そういえば、cafe Habanaで焼きトウモロコシを堪能したりSOHOの歴史的建造物を見て回ったりしていたときにApple Storeで発見した「明日、Gleeのクリス・コルファーが来店するよ」の立て看板。その後日談を。

翌日、ちゃっかり行って見てきました、生カート(Gleeでの役名)を!!

 

 

何を言ってるのかわかりませんでしたがウケてたからよかった(誰目線だよ)。

ドラマでもリアルでもゲイのクリスですが、女性ファンからの羨望のまなざしがまぶしかった。そりゃこれだけ気さくでかわいかったら惚れるよね。

 

というわけで、NY旅行記、唐突に終了〜。

映像の中のプロジェクションマッピング

先日、東京駅で行われたイベントで初めてプロジェクションマッピングを見た話を書きましたが、その直後にTwitterで話題になっていた動画がこちら。

 

 

実はもう2ヶ月も前に公開された作品で、「なんでまた今になって取り上げられてるんだろう?」と思いましたが、きっと東京駅の件でプロジェクションマッピングという手法自体に注目が集まり、再度話題になったのかと思います。

 

巨大建築など、投影するスクリーンのフォルムと質感を借りて新たな世界を描き出すタイプのプロジェクションマッピングがオーソドックスなもの(3Dプロジェクションマッピング)だとすれば、何もない立方体の中に世界を映して自由な角度で箱庭を映し出すこれは応用編の2Dプロジェクションマッピングと言えるのではないでしょうか。

そこで思い出されるのが、ミシェル・ゴンドリー監督のこの作品。

 

 

かつてのアバンギャルド過ぎた日々を引きずる男の心象風景。それが、雑然とした家そのものをスクリーンにして、文字通り「現実とだぶって」いるところを見せてくれます。

手法は3Dタイプですが、部屋という立方体の中で展開するさまはWillowの箱庭PV(1個目の映像)にも影響を与えているんじゃないか?と思ったりもします。

 

 

こちらはそのWillowの箱庭PV(って称することにしますw)のメイキングムービー。

“物理的には何もないセット”の中でいかに自然の物理法則に沿った動きをしているかのように見せる演技の試行錯誤が微笑ましいです。いや、演じるボーカルの人は超大変だな!と畏敬の念すら覚えます。

 

ここで(というか本編映像でも)ひとつ、このミュージックビデオの発明だと気づくのが、ベルトコンベアの存在。この床に埋め込まれた装置があることで、真っ白な箱の中にいながらにして外へ出て、歩き、階段を駆け下り、さまざまなシーンと遭遇することが自然な動作で行えています。

そこで思い出されるのが、ジョナサン・グレイザー監督の名作。

 

 

1997年、当時僕は高校2年生でしたが、その年のMTVビデオミュージックアワードで4部門受賞するほどのインパクトがあったこの作品の見どころは、なんといってもスライドする床とそれに翻弄されることなく動き回るJey Keyの身のこなし(実際には床ではなく壁が動いているそうですが)。

部屋という限られた空間が、動く舞台装置によって無限の広がりを見せる‥‥という意味では、Willowの箱庭PVと非常に似たものを感じます。どちらも茶室のような限られた空間に宇宙的な広がりを見いだす「茶の湯」の世界観を想起させると言ったら言い過ぎかな。

 

最後に、「何もない立方体に世界を映して自由な角度で箱庭を映し出す」タイプのプロジェクションマッピングの素晴らしいCMとそのメイキングを貼っておきます。

このCMは商品である靴とそれを履く人以外のモチーフをすべて映写しています。2009年のキャンペーン。なので手法としてはべつに新しくはないんですよね。あとはプロットと描き方がどれだけ秀逸か。

まあ、手法の新旧で評価を決めることほど愚かなこともないと思いますし。ただこの2009年のクリエイティブは2012年の日本のテレビで流してもじゅうぶん話題になる強さがあります。

 

 

気が狂いそうなほど緻密な作業だけど楽しそうだなぁ。

PaperHeart

10月になってしまいました。

2012年終了のカウントダウン開始。

まだまだ暑い日がつづきますが。

この時代のこの国の天候の転向についていけてない自分がいます。

 

PaperHeart

細田守監督のアニメーション『時をかける少女』ファンによるオマージュでしょうか。調べてみると、なんとロシアの方による自主制作だとか。オリジナルは夏の印象が強いですが、これはまさに10月にぴったりなトーン。めちゃくちゃ上手いです。