Sacas

夢を見た。

海沿いのハイウェイ、猛スピードで走る黒いクルマ。
波はなく、おだやか。

後部座席に深々と座る僕は、車窓からみえる
海と小島に質問する。「ここはどこですか?」

運転中の“先生”がぶっきらぼうに答える。
「瀬戸内海だよ、俺とお前の」
僕は愛媛出身、“先生”は向かいの広島出身だった。

トンネルの手前の橋を渡りかけたとき、
歩道を歩く女の子と目が合う。
それは昔面倒をみた女の子。風景がスローになる。

「お元気ですか?」

言葉をかけられた途端にふたたび猛スピードで
走り出す。クルマじゃなく時間が流れ出したのかも。
彼女は昔から美人だったけど、別人の顔つきだった。

 

ところ変わって会社の廊下、先輩に質問する。
「僕、赤坂で何したらいいんですか?」

「え?好きにやればいいんだよ!」
力強く言われて、困惑したまま目が覚めた。

 

この春から、仕事場が品川から赤坂に変わる。
これはどうやら現実。

アーティスト・ファイル 2008

国立新美術館で『アーティスト・ファイル 2008—現代の作家たち』を鑑賞。

なんの予備知識も持たずにふらっと入ったら、
だだっ広い空間に8人のアーティストの作品が
それぞれの密度や余白をもって展示されていた。

そのスペースの使われ方が贅沢。

なんて気持ちいいんだろう。
暗闇に浮かぶ映像たちも、天井に届きそうな
インスタレーションも、無駄がなく目を喜ばせる。

 

「アーティスト・ファイル」展は、統一的なテーマを設けていません。
それによって、様々な領域から、力のある作家たちを集めたグループ展が可能となりました。また、変化に富んだ展示をごらんいただくことができます。

8人の作家に、それぞれ独立した空間を提供し、展示を構成しました。一人一人の作家をじっくりと、個展を見るように鑑賞することができます。

(公式サイトより抜粋)

うんうん、その意図、よくわかるよ。
8冊に分かれた図録もユニークで、購入。

六本木に行かれる方はぜひ。

アートは○○のためにある。デザインは

六本木ヒルズ、MORI ART MUSEUMにて
『アートは心のためにある:UBSアートコレクションより』を観る。
スイスに拠点を置く金融機関UBSの現代美術コレクションだとか。

  ウォーホル、リキテンスタイン、バスキア、
  リヒター、グルスキー、荒木経惟、森村泰昌、
  杉本博司、宮本隆司、畠山直哉…(概要より引用)

というわけで、美術の教科書以上に豪華な面々の作品群と対峙する。

バスキアなんてあったっけ?くらい飛ばし見だったかもしれないが、
ウォルター・ニーダーマーヤー(マイヤーじゃないんだ!)とか
グルスキーは写真集でたまに見返していたので「再会」した気分。

全般的に、絵画や彫刻よりも写真が面白かった。

 

夜、幡ヶ谷に行く。
高校時代からの先輩・ちくりんと晩ご飯。

あれやこれやとデザイン・アイデアの話をする。
公募に出すとか、ラフ画の空間の抜けがどうとか。

近所に、深夜まで長居できるカフェがあることを
教えてもらう。閉店まで話し込んで、解散。