病院

彼女が煙草を吸うので言った。「肺ガンで死ぬよ!」
僕がお酒を飲んだら言われた。「肝ガンで死ぬよ!」

ない話ではない。

思うに、僕がドラマ『白い巨塔』を面白く見ているのには
入院生活の経験が少なからず影響している気がします。
どこも同じとは思いませんが、少なくとも僕の病棟では
教授回診はドラマと一緒でした。あんな感じ。

でも、ドラマではなくて現実の医療の最先端に
いるわけですから、もっと壮絶でした。周りも、自分も。
医者だけが冷静沈着だったような気がします。
それでなくては困ります。あわてふためく医者は怖いから。

退院の日。
いつもお世話してもらっていたナースの方々に挨拶をする時、
もの凄く違和感を感じて赤面しました。
今まで寝間着しか見せたことのない自分が風呂に入り、
ひげを剃って注射跡を洗ってこざっぱりして対峙すると、
相手も同年代の女性なんだということが「距離感」として遠く感じられたんです。
ずっと元気に働いていた女性と、病んでベッドから自力で起きることも出来なかった自分。
次々と来る患者さんに親身になってお世話するナースと、
一緒に頑張っている気になっていた自分。

慈恵医大と都立府中病院。
どっちも未だに入院時の担当看護師さんの名前をはっきり覚えています。
外来で会うことはありません。

「甘かった」

どこを押してもTVは「高橋尚子落選」ばかりで、
日本人はいつからこんなにマラソン好きになったんだろうと思う。
アジアでもわりとマラソンに力を入れた国であるとは思うが、
ここまで執拗にニュースにされることなのか。
国民栄誉賞とかタレント性とかメダリストとか色々あるんだろうが、
この六時間ほどはずっと同じ映像で異常だと思う。

とは言っても小出監督の「甘かった」という言葉はなんか染みた。
後悔は誰もしたくないもので、結果が全ての世界では棄権は死と同じだろう。
では本人が名古屋での棄権を選んだのであればこそ、
ここまで同情のニュースを垂れ流すのはどうなんだろう。
高橋尚子は切り替えた。
ならばニュースも、いい加減「次」へと切り替えてほしい。

 

最近、都心では物々しいテロ対策警備が敷かれ
警備員の数や規模が急速に拡大しているという。
スペイン列車爆破テロはアルカイダの犯行だと言われている。
日本も標的に挙がっているんだそうな。
そっちの方がよっぽど気になる。「甘かった」なんてことがなければいいんだけど。

〜23:00

東京に戻った。
戻るという言い方がしっくり来るようになったのはいつからだろう。

 

なんだか話題が本屋と喫茶店に偏った感のある日記だけど、またまた発見。

駅前というか正確には駅地下の本屋が、
このたび営業時間を一時間延長することに!!!

午後11時まで立ち読みが出来るわけネ・・・
と感動して延々、彼女と立ち読みに耽った。
相手は珍しく「就職ジャーナル」とかめくり、僕は店員に
「安野モヨコの『日記書いてる場合じゃねえよ』ってありますか?」
と聞いて赤面してしまった。しかも売り切れだった。

 

十日ぶりに会った彼女は『耳すま』の
訛りっぱなしお父さん(声:立花隆)のモノマネにハマっていた。

「しずくぅー」
「ついに我が図書館もバーコード化するんだよ準備に大忙しさー…」。

感情を込めないで、息継ぎをせず一気に言うのがポイント。

隣は何をする人ぞ

隣の部屋は空き室だったらしく、
朝から壁紙の張り替えやらリフォームやらでどったんばったん。

薄壁なので、隣室の施工業者が持ち込んだラジオの音まで丸聞こえ。
アリコのくどいCMがエンドレスで流れてくる。
壁紙が貼り付く独特の「悲鳴」。。バリバリバリバリ。。。ザリザリザリ・・。

弟の住まいは机と椅子を組み立ててほぼ完了した。
あと自分がここにいる理由は、ただ留守番のみ。

 

七年ぶりに高校時代の先輩と会った。
大阪でインテリアの営業をしているとか。スーツにネクタイ、耳にはボールペン。

今日は筋肉痛で、天気も悪い。

 

この前、淡路駅の商店街で人生史上最も美味しいたこ焼きを食べた。
あと二日、ほんとに食い倒れ出来るかもしれない。